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【Exchange】GALとポリシー


GALとは

Exchangeに実装されている、テナント内のすべてのグループやユーザ、連絡先、会議室等のリソースの情報を保持するディレクトリをGAL(Global Address List:グローバルアドレス一覧)と呼んでいます。GALは、OutlookやOWA(Office Web Access)のアドレス帳に表示されます。

Exchangeでは、GALのほかにAL(Address List:アドレス一覧)、OAB(Offline Address Book:オフラインアドレス帳)と呼ばれるものがあります。ALは、GALに格納されているアイテムを、更に任意の条件で切り出してまとめた一覧になります。例えば本社、支社、部署などのような単位でALを作成することができます。OABもALと同様にアイテムを保持する単位であることは同じですが、ALと違ってローカルにキャッシュすることを許すアドレス帳となります。ネットワークにつながっていなくても、事前にOutlookをオンラインで接続していれば、OABのアドレス帳はローカルにキャッシュされ、オフラインの時でもOABを参照することができます。

ALやOABはいくつでも作成でき、作った分だけ各ユーザのアドレス帳に表示されます。しかし、GALは1人のユーザが参照できるのは1つのみです。デフォルトで用意されているGALでは、すべてのアイテムを保持しているため、多くの場合はそれでも問題ないのですが、例えば複数のグループ会社で1テナントを使用する場合などにおいて、他のグループ会社のアドレスまで一覧に表示されるのは困るという場合があります。その場合、各社毎にGALを作成し、各ユーザは自社のGALのみが参照できるというようにすることが可能です。GALやAL、OABを作成する際には、各アイテムを1つずつ登録するという方法ではなく、特定のプロパティの値をキーとしたクエリ条件を指定します。そのため、新入社員や移動、転籍などで人の変更が発生しても、自動的にGALの中身に反映がされます。

 

ABPとは

先ほど、1人のユーザが参照できるGALは1つのみと説明しました。どのユーザがどのGALを参照できるのかを決めるのがABP(Address Book Policy:アドレス帳ポリシー)です。Exchange管理センターで、各ユーザのメールボックスの設定に「アドレス帳ポリシー」を指定でき、ここでユーザ毎にABPを指定します。

1つのABPには、1つのGALと、複数のAL・OABを持つことができます。つまり、1人のユーザはここで指定したABPが持つGAL、AL、OABのみが参照できることになります。

ただし、このABPを利用すると、いつか説明する階層型アドレス帳(HAB)が利用できなくなるというデメリットがあります。

 


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